妊婦健診

当院の特徴

新しい家族を迎えるまで色々な不安、トラブルがあると思います。10ヶ月間の妊娠生活を健康に送っていただくために、母子ともに順調に経過しているかどうか、妊婦健診を通して丁寧に見ています。

当クリニックでは分娩を取り扱っておりませんが、多くの大学病院とセミオープンシステムを提携しております。また里帰り分娩を予定されている妊婦さんや、他院で分娩を予定されている方でも、当院で妊婦健診はお受けいただけます。通常の妊婦健診は予約制のため、待ち時間が少なく、落ち着いた中で健診が受けられます。

当院では胎児診断の専門家である産婦人科医師が、毎回超音波検査で赤ちゃんの健康状態をお母様と一緒に画面を見ながら確認しております。超音波機器は胎児4D超音波もご覧いただける最新式を使用し、超音波写真は毎回健診時に差し上げております。3か月目以降の健診ではベテラン助産師が毎回助産師指導も含めて詳しく症状など伺い、適切なアドバイスさせていただいております。

また御来院いただければ、超音波の画面をパパや上のお子様にも一緒にご覧頂けます。やがて誕生される新しいご家族の様子を、お腹にいるときから接することによって、より親近感が生まれ、今後の育児に役立つものと考えます。お時間がございましたら、是非ご一緒にご来院下さい。

ご来院できなくでも、赤ちゃんの様子分かるように超音波検査の映像(動画)をUSBメモリーに録画して、お渡しすることができます。(USBメモリーへの録画は妊娠14週以降の健診時、メモリーはご自身でご用意ください) 当院で健診されていない妊婦さんでも、胎児超音波検査のみをご希望される場合も受付いたします。 お電話にてご予約下さい。

お仕事をされている妊婦様でも支障の無いように、平日の夕方・土曜日でも診療時間内であれば、妊婦健診を致しております。

安全で素敵なお産ができますように、お手伝いできれば・・と思っております。

当クリニックでの妊婦健診の流れ

【妊娠の確認】

予定月経が1週間以上遅れてもこなかったり、ご自身で妊娠反応検査が陽性になったりなど、妊娠の兆候がありましたら、予約をお取りになりご来院下さい。
詳しい問診のあと、超音波検査で胎嚢(たいのう:赤ちゃんが育つ袋)や胎児が子宮の中で正常に育っているどうかを確認いたします。胎嚢が子宮の中に確認できるまでは、子宮外妊娠などの異常妊娠の可能性も除外できないので、慎重に診ていく必要性があります。

胎嚢(赤ちゃんが育つ袋)が確認できたら、次回の診察では胎児およびその心拍を確認していきます。心拍が確認できるまでは、流産の心配もあります。

【心拍が確認できたら】

赤ちゃんが順調に育っている事を確認いたします。赤ちゃんが順調に育ち、大きさなどから予定日が正確に決定しましたら、妊娠週数と日付が一目で分かる「妊娠カレンダー」をお作りしてお渡しいたします。
助産師から母子手帳交付手続きや今後の妊婦健診などについても、詳しく説明、指導させて頂きます。

妊婦健診で行う主な検査

~12週 問診、経膣超音波検査、初期血液検査、子宮頸がん検査、妊婦指導
13週~ 問診、超音波検査、尿検査、体重・腹囲・子宮底測定、帯下(おりもの)検査(胎児の感染を予防するために、細菌感染の有無をチェック)、妊婦指導

※14週以降の超音波検査はお腹の上から致します。胎児写真は必ず差し上げておりますが、超音波画像(動画)はUSBメモリーに録画もできますので、ご希望あればUSBメモリーをご用意ください。

※14週以降は、内診による診察は最小限にさせていただいていますが、必要に応じて子宮口の開きなどを診る場合があります。

※ご希望のある方にはクアトロテスト母体血液中のホルモン値からみる胎児ダウン症の確率値診断)も致しております。詳細は医師やスタッフにご相談下さい。

健診の受診間隔目安

胎児心拍確認、予定日決定まで 1~3週間おき
~24週 3~4週間おき

分娩施設への紹介について

セミオープンシステム提携病院でご出産予定の方は、33-34週ごろまで当院で健診をお受けいたします。それ以外の病院で出産予定の方は妊娠経過に大きな異常がなければ、20週頃まで妊婦健診を致しております。
その後の健診はご希望の分娩施設にご紹介致します。(里帰り出産の方も20週以降は分娩設備のある施設での健診をおすすめいたしております。)
転院の際、妊娠経過などを詳しく記述した紹介状をお渡し致します。

当院では以下の病院とセミオープンシステム提携しております。33-34週ごろまで当院で健診をお受けいたします(出産に関する情報などについては各病院のホームページをご参照ください)

◎順天堂大学病院
http://www.j-obstet.com/bunben.html
◎慶應義塾大学付属病院
http://www.hosp.keio.ac.jp/annai/shinryo/obstet/
◎東京大学附属病院
https://www.obstetrics-htu.jp/
◎東京医科歯科大学附属病院
http://www.tmd.ac.jp/med/gyne/patient/birth_index.html
◎日本医科大学附属病院
https://www.nmsobgyn.jp/nms/
◎都立大塚病院
https://www.byouin.metro.tokyo.lg.jp/ohtsuka/syusanki/osan_kibousya.html
◎聖母病院
https://www.seibokai.or.jp/sanka/support02.html
◎日本赤十字社医療センター(広尾日赤)
https://www.med.jrc.or.jp/hospital/clinic/tabid/412/Default.aspx

ほかいくつかの病院において、先方の許可があれば、セミオープンと同じ扱いで健診をお受けになれます。

主な紹介先

基本的にはご希望の分娩施設どこでも紹介状をお書きできます。 当院の主な紹介先を一部だけ列挙します。

【大学病院】

慶應義塾大学病院(新宿区、院長の卒業校)をはじめ、地域的連携として東京大学付属病院(文京区)、順天堂大学付属病院(文京区)、日本医科大学付属病院(文京区)、東京女子医科大学病院(新宿区)、東京医科歯科大学付属病院(文京区)など

【総合病院】

聖母病院(新宿区)、東京衛生病院(杉並区)、済生会中央病院などの慶応義塾大学関連病院をはじめ、地域的連携として、都立大塚病院(文京区)、国立国際医療センター(新宿区)、ほか聖路加病院、山王病院、愛育病院、埼玉病院(和光市)、などなど。

里帰り出産をご希望されている場合は、ご希望の病院へ紹介状をお書きします。

※分娩施設への確認はご自身で問い合わせをお願いしております。
分娩を取り扱っているかどうか、いつ頃までに受診したらよいかを必ず早い時期にご確認下さいますようお願い申し上げます。

料金の目安

現在の保険制度では妊婦に関する一般健診や超音波検査は保険適応となりません。自費の診療となります。しかし妊娠の経過や症状によっては、必要に応じて検査や投薬などが追加されることがあります。その場合は保険が適応されます。

妊婦健診基本料金目安(税込)

妊婦健診(再診時):7,500円前後(ここから妊婦健診診査受診票の金額を差し引き、ご負担額となります)

超音波検査:4,200円~5500円前後(週数によって変動あり)、自治体の胎児超音波無料券もご使用なれます。

妊婦健康診査受診表(検診無料券)について

当院では他県から通院されてくださる妊婦様方にも自治体(区や市、県など)の妊婦健診診査受診票(健診助成券)をご使用いただけますよう、いくつかの近隣地域と契約をしております。
現在当院が契約している地域は、東京都全域、埼玉県全域、神奈川県横浜市と川崎市、千葉県船橋市、柏市、我孫子市と市川市です。これら以外の自治体の健診無料券は使用できませんので、ご了承ください。(自治体によっては契約施設を指定しないものもありますので、その際は当院でも使用することができます。お住まいの自治体にご確認ください。)